8/24
本とのKさんから頂いたケルアック展のパンフをパラパラと。ケルアックの初訳本が魅力的。部族新聞も読んでみたかった。
昨日からお通じの状態が良くないので午前中はベッドの上でグダグダしている。読書する気にならないのでラジオ。浪曲十八番、真山一郎『涙の花嫁姿』まぁまぁ強烈な演歌浪曲。悲しみと情愛で目がシュパシュパする感じが良い。新派演劇っぽさも感じる。
午後からコロナワクチン2回目のために中央病院へ。少しだけ時間があったので「10分だけ」と決めてブックオフへ。さすがに10分では何も買えず。偶然、おひさまゆうびん舎のKさんに会う。びっくりして挙動不審な人間になってしまいました。
コロナワクチン2回目の方が二の腕の痛みはマシ。他の副反応は全くない感じで良かった。
気分転換に詩集を手に取る。石松佳『針葉樹林』スラとか虹郎とか美濃吉とか人物(なのかな)の名前がたくさん出てきて面白かった。
特に心に残った『尾ひれ』の一節を引用します。
たとえば濡れる樹林を、眸に写生して生きてゆけたら。
そう思う朝はしんとしていつも明るい。わたしは畳の匂いを微かに感覚しながら、掛布団を軽く蹴った。開けておいた窓からはあたたかい風が入ってきて、それはわたしの心室にまで吹き抜けた。
引用終わり
野呂さんに影響を受けて岩波文庫の『カフカ短篇集』を読み始める。
帰ってきたらヤフオク落札品、石牟礼道子『椿の海の記』河出文庫版が届く。橙書店さんからアルテリ最新号が届く。こちらはあまかわ文庫で販売いたします。ユージン・スミス『MINAMATA』も販売してみたいけど、直取引が難しそうな出版社だった。無理はせずにいきたい。