11/5-11/6
11/5(金)
何をしたか思い出せない一日。多分グダグダしていた。
スタインベック『怒りの葡萄』読了。素晴らしかった。大恐慌後の棄民政策。上野英信のルポルタージュ作品を思い起こす内容だった。教科書では「産業構造の転換」と単純化されてしまう人々の記憶。この作品は今の日本の抱える問題とも重なる。外国人実習生やコロナ禍で派遣切りにあった人たちなどはこの作品に出てくる人たちと重なる。良い作品が読めた。
11/6(土)
岡山のNさんから小包が届く。大瀧詠一のセレクトCDなど色々と送ってくれる。そして、とても丁寧なお手紙も。ありがとうございます。
はっぴいえんどは大学の頃、今はなき姫路フォーラスのタワレコでCDを買って聴いていましたが、メンバーのソロ作品までは聴けていなかった。
大瀧さんのCDを早速、聴いてみる。ジャズっぽいアレンジがとても良い。今の私にはこちらのほうが合うなと思った。
バルザック『ゴリオ爺さん』読了。今生きている自分の状況とはあまりにもかけ離れているので最初は面食ったけど、楽しく読めた。以前は海外文学のこのかけ離れた感じが苦手だった。今はその距離を楽しめるようになっているように感じた。
トニ・モリスン『ビラヴド』読み始める。