12/29
全然、ブログを書けなくなってしまった。
もともとTwitterを書くのがしんどくなったときに、書きたいことを詰め込んでおく箱みたいなつもりではじめたから、Twitterに書きたいことが書けていれば、別にブログ書けなくてもいいのですけど、今はどっちも中途半端。まぁぼちぼちいきます。
今読んでいる板口富美子詩集『こころのうた』昭和二十三年、ゆり歌会。たぶん私の持っている本のなかで圧倒的にボロくて汚い。でも、宝物。ずっと大事にしたい。そんな詩集です。
板口富美子さん、岡山の詩人で、永瀬清子主催の『黄薔薇』同人。若い頃に病を得、それから数十年、ずっと寝たきりで詩作を続けた作家だそうです。
本作の序文は永瀬清子が書かれている。とても良いので少し抜粋します。
よむ人の心を清め生甲斐を感じさせる、殆ど宗教的な敬虔な気持がその詩から匂ってゐる。芭蕉が旅に住したごとく板口富美子さんはすでに病ひに住してゐられるのであらう。
以上。
板口さんの詩によく出てくる「浄らか」という言葉。
この言葉が本当によく似合う詩人だなと思いました。