2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5/31

入院25日目。 今日もベッドに横たわる。明日から新天地。顔くらいは剃って行きたいけど、気力がない。 かげ日なたの原稿も書けそうにない。 本が読めないのでラジオ。ラジオは優しい。初めて気づいた。あんまり有名な人が出ていないのを。NHKのAMが今の私に…

5/30

入院24日目。 心が沈んでいて、ベッドに横たわるだけの一日。 正式に姫路中央病院に転院になりそう。 今村さんのブログで「気は病から」という言葉に出会う。今の私のことだと感じる。 ラジオで落語。 笑福亭生喬 『百年目』 笑福亭遊喬 『ちりとてちん』 笑…

5/29

入院23日目。 また体調が悪くなってきてしまう。また転院しないといけないかもしれない。 とてもショックだった。 今日はショックでベッドから動けなかった。 ラジオとYouTubeで落語を聴く。 立川志の輔『猫の皿』 三遊亭健太郎 『五目講釈』

5/28

入院22日目。 血液検査の結果はまぁまぁ良好を維持。医師から「申し訳ないのですが、もう少し栄養剤だけの絶食を続けて…」と言われてガクンと落ち込む。 飲みにくさをなんとかしようと栄養剤のことを調べると、10年以上も栄養剤だけで暮らしている方々がおら…

5/27

入院21日目。 栄養剤生活が続いている。食べられないのに、食べ物の画像を検索したりして、ずっと眺め続けている。眺めることで、なんとか食べた気分になって、心の均衡を保とうとしているのだと思う。 姫路の飲食店に付いても、色々と調べてしまう。リバー…

5/26

入院20日目。 冗長な時間を読書だけで過ごすのは厳しいので、アマゾンプライムに入って動画を観ている。 なぜか『ドクターX』を見始めてとまらなくなる。病室で見ると、なかなか趣きがある。血管カテーテルの再挿入のために、手術室に呼ばれたときも観ていた…

5/25

入院19日目。 指先に痺れが出たので、血管カテーテルを入れ直す処置を受ける。足で血圧をとるのが想像以上に痛くて驚く。 小山清『風の便り』読了。色々と病んでいる時期なので、とても癒された。 『夕張の友に』『美穂によせて』『再び美穂によせて』は格別…

5/24

入院18日目 「メメント・モリ」という言葉がある。なかなか日常を生きていると感じにくい言葉だけど、私の場合、検査で病名が分かるまでの2週間位の間は「あぁこれか」という位に実感を伴った言葉だった。 「死を思う」はとても具体的だった。自分の場合、ま…

5/23

入院17日目。 入院計画書をもらう。まだ1ヶ月程度の入院が必要とのこと。石牟礼道子さんの『沖宮』公演には行けそうにない。『かげ日なた』の原稿も病院のベッドで書くことになりそうだ。 退院したらやりたいことは、弁当屋さんで弁当を買って、公園のベン…

5/22

入院16日目。 少しずつ回復してきているのが救い。病気で栄養剤生活になってから、自分の食に対する考えが劇的に変わったと思う。ビーガンとか自然食とか漢方とか、今までの自分にとっては結構、遠いワードだった。それが切実な問題として目の前に現れている…

5/21

入院15日目。 血管カテーテルによる点滴でかなり体が楽になる。あとストロイドが症状に良く効いているらしくて、この点は本当によかったと思う。 医療用麻薬とステロイドに助けられた。現代の医療、医療関係者さま方には感謝しかない。 姫路文学館さんのツイ…

5/20

入院14日目 血液検査の結果は良好だったけど、また栄養剤生活に戻った。なれとはすごいもので、あんなに不味い飲み物が何とか飲み干せるようになってきた。 マリア病院の病室の窓辺に雀が降りたって戯れることがある。とても癒される。 『風の便り』『スワノ…

5/19

入院13日目 昨日の夜、やっと栄養剤を脱出。重湯と具なしの味噌汁。味噌汁の塩分に、脳がふにゃふにゃなるくらいの美味しさを感じる。多分、今までの人生で一番美味しかった食べ物(飲み物)、実際は粗末な汁だけど。 小山清『風の便り』読み始める。とても…

5/18

入院12日目。 やっと日常生活がおくれる位に体調が落ち着いてきた。それにしても、栄養剤と水だけの生活はなかなかのすさまじさ。食事あとの下げ台がちらと目に映るだけで、心がグニャリとなる。 牧野 伊三夫『アトリエ雑記』軽やかなエッセイ集で心地よく読…