10/1

お腹を下さなくてひとまず安心。朝、ラジオで民謡を聴く。群馬の嫁取り唄とか、碓氷峠の馬子唄とかとても良い。こちらもハレの気持ちになれる。

 

今日から10月。今日は空が綺麗だけど、窓に網戸がはってあるので景観が阻害されている。モーツァルトピアノソナタを聴きながら流れる雲を眺める。心地よい。

 

カフカ短篇集』は『父の気がかり』『狩人グラフス』の二篇。『父の気がかり』に出てくるオドラテクという変な物体が面白かった。日本の付喪神を連想した。謎の物体。どちらの作品もおとぎ話みたい。リアリティのない作品のほうが病室では楽しく読めるように感じる。

 

アルテリの石牟礼さんの日記読み始める。息子さんを心配する記述が結構ふんだんに出てきて和む。ちょうど息子さんが名古屋の大学に入学する頃の記録。橋本憲三さんへの心酔具合にも驚く。