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あまかわ営業日。相変わらず珈琲の味がわからない。Hさん一家来てくれる。ありがとうございます。古本が売れるのは嬉しい。自分が選んだ新本が売れてくれるのも同じくらい嬉しい。しかも選んでくれたのが歌集だったりする。よかった。
1/17
多分、あまかわの囲炉裏の火のせいだと思うのだけど頭が痛くなる。火を焚くと暖かいけど、ずっとその空間にいると具合が悪くなってしまう。一日寝て過ごす。
1/18
加西Tobira recordsへ。英国のアンビエントフォークバンドBlue Diversのレコードを購入。心地よい音楽。
姫路へ喫茶フリーダさんの本の補充へ。前飲んだほうじ茶ラテが美味しかったので今日も注文する。家に帰って散歩。結構行動的に動けた一日。
ハイドンの弦楽四重奏曲『日の出』、ピアノ協奏曲ト長調を聴きながら歩く。フレッド・ハーシュ『Song from home』素晴らしいアルバムだった。これはレコードで買おうと思った。
1/15
今日も『空庭』を読む。黒瀬珂瀾、変なひとだ。
跋で岡井隆さんは「サブカルチャー」の一言で表しているけど、もっと変なところほじくっている気がする。
19歳で亡くなったビジュアル系バンド「Raphael」のリーダー華月についての歌からの流れがすごい。ちょうどアップルミュージックでRaphaelの音楽があったから、流しながら読んでいたら頭がおかしくなりそうになった。
凡人の私でもなんとか「おっ」となったものを少し抜粋します。
えんえんと会議は続きスライムとスライムベスの差を思ひをり
中心に死者立つごとく人らみなエレベーターの隅に寄りたり
昼まだき古書肆の奥処棚ひえて「新鋭歌人叢書」一束
一斉に都庁のガラス砕け散れ、つまりその、あれだ、天使の羽根が舞うイメージで
以上。
今日は散歩は休んで街へ出た。おひさまゆうびん舎でおしゃべり楽しかった。
夏葉社さんの新刊『私の文学渉猟』を購入。
1/12
文庫 櫂さんより大西泰世『句集 椿事』届く。気になっていた川柳作家だったので嬉しい。貧弱な装丁だけど、雰囲気が良い。装丁は長谷川集平。
難解だけど飄々としていて好みな句が多かった。ちょっと抜粋します。
小魚も私も白い骨を持つ
朝顔の咲く音がする さようなら
乱丁の本へ逃げ込む赤とんぼ
福島泰樹さんによる跋文も良かった。福島泰樹、また読んでみたい作家に出会えた。
今日もクラシックを聴きながら散歩。アルフレッド・ブレンデル、シューベルト『さすらい人幻想曲』
マルタ・アルゲリッチとミッシャ・マイスキーによるシューマンもとても良かった。
1/11
グダグダしている間に年があけてしまった。
あけましておめでとうございます。
年末「古本屋なんか道楽やろ」と言われて精神的にやられる。まぁその通りなのだけど自分の場合は。こういう言葉を糧にして頑張っていきたい。
活字があまり読めなくなっているので、代わりに写真集や画集をパラパラと眺めている。長谷川利行、すごい画家だ。
映画『underground』を2週間位かけて見る。ずっと音楽が鳴っていた。前に見た『愛、アムール』とは対称的。内容はよく理解できていないので、もう一度見るつもり。
散歩の音楽はクラシックが楽しい。
今日はアルフレッド・ブレンデルによるシューベルトピアノソナタ21番。とても軽やかで心地よい。
12/17
かげ日なたの原稿なんとか書けた。書きたいことが見つからないと書くのが難しい。もっと軽やかなエッセイが書きたいのだけど、どうしても重めになってしまう。今回は軽めに書いたつもり。目指すはかげ日なたの日なたのほう。
川崎彰彦『くぬぎ丘雑記』を再読している。やはり、すごく良いです。石川竜一、齋藤陽動の写真集、香月泰男のシベリア画集などを眺めて過ごす。
ハイドンのピアノトリオ、散歩の音楽にちょうど良い。ドライブ・マイ・カーのサントラは名盤だと思うのでCDでほしいのだけど、ジャケがどうにかならないのかなと思ったり。西島秀俊さんは好きな俳優だけど、ドカンとこられると躊躇してしまう。
tobira recordsのウェブ視聴ですごく好みな音楽を発見。マシュー・ハルサル『Oneness』というアルバム。フィジカルでほしいのだけど、CDとLPで倍値段が違う…どうせならLPでほしいけど、さすがに倍はきついかも。迷っています。