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入院32日目。
今日からご飯が食べられるようになった。重湯だけだろうと思っていたら、三分粥とおかず三品にフルーツ(缶詰)まで付いていて驚く。久しぶりに味わう塩味、出汁の味、本当に美味しかった。
「ご飯を食べる」という当たり前のことが当たり前ではなくなって一ヶ月以上経つ。今日、念願のご飯を食べながら変な心持ちになった。今の私の行為は当たり前なのか、そうでないのか、分からなくなってしまうのである。人間の当たり前なんて簡単に揺らいでしまうものなのだなと、つくづく感じた。
ラジオで地唄『七小町』『桜川』
少人数でのソリッドな演奏。箏との絡みが華やかで素敵でした。地唄舞は国立文楽劇場でよく出ていたように思う。コロナがあけたら、行ってみたい。ぜひ、生で観てみたい芸だと思った。まぁ、大阪に行ったら古本屋を巡りすぎて一日が終わってしまう可能性大なのだけど…