10/8

今日はスークトリオ『ベートーヴェン 弦楽三重奏 大公』を聴く。これは『海辺のカフカ』に出てきて、昔よく聴いていた。

 

退屈で読書が捗る。

 

ポール・オースター『最後の物たちの国で』読み始める。白水Uブックスを読みたいなと思って手に取った。ちょっとニッチな作品だったのかも。書簡体が慣れない。かなりディストピアな街の話。

 

北杜夫は『不倫』SF、火星人の話。あまり好みではなかった。『死』は父 斎藤茂吉についてのエッセイ。面白かった。斎藤先生はなかなか良い感じで人格破綻者だった。斎藤茂吉の著作については今まで以上に読みたくなくなった…『黄いろい船』これは素晴らしい私小説だと思った。

 

吉田健一随筆集は『不思議の国のアリス』まだ文体が慣れない。私は児童文学をほとんど読んでこなかったので、とても読み始めたくなった。『パリ再訪』読みやすそうな旅のエッセイかと思ったら違った。難しかった。フランスという国、国民と戦争を論じるところとか。理解が難しかった。