8/17
野呂邦暢『花火』読了。『諫早菖蒲日記』の後日談。こちらの舞台は長崎。クライマックスは稲佐山の山頂から花火が上がる。とても映画的。
稲佐山と言えば『春の城』で天草四郎が山頂から海を眺めたシーンが印象的だった。
稲佐山、私もももクロを見に行ったことがある。あれは2012年。あの頃は石牟礼さんの作品に出会っていなかったので、山自体にはそんなに感慨はなかった。でも、とてもロケーション良いなと感じた記憶がある。
オムライスラジオとポイエティークラジオを聴きながらあまかわ文庫の床にオイルを入れた。
入院中に読んだ山田稔のエッセイに出てきた読んでみたかった作家、中村昌義『静かな日』を読み始める。
夜、たまたまツイッターでアメトークのことを知る。見てしまう。当たり前だけどモヤモヤしてしまって眠れなくなる。ゴールデンのテレビはほとんど見ないのに、こういうセンセーショナルな放送だけは見てしまうの何とかしないとだと強く感じる。
8/16
内田百閒随筆集(平凡社ライブラリー)読了。
内田百閒ちゃんと読んだのははじめてだと思う。堅苦しくなくて素敵だった。『アジンコート』という作品が特に心に残った。お初という亡き人のことを描いた随筆。百間さんの優しさが伝わってきた。
新日本紀行 阿波踊り考。阿波の人形浄瑠璃が見たくて、農村舞台巡ろうかと計画していたけど、古本買い始めて行けなくなった。阿波踊りにはそんなに興味なかったけど、素敵だなと思った。ももクロのライブに行ったとき、眉山に登って、その麓に阿波踊り会館があったんだった。そのときは素通りしてしまったけど。阿波踊りを見ていたら、ゆらゆら帝国『夜行性の生き物三匹』PVが見たくなったのでYouTubeで見る。
8/13
本棚埋もれていた山本善行『本の中のジャズの話』が目に入ったのでパラパラめくっていたら、面白くなってずっと読んでいる。登場する音楽をアップルミュージックで聴きながら。楽しい。
『漱石全集を買った日』を再読し始める。やはり古本の話は楽しい。おひさまゆうびん舎さんの夏葉社フェアも楽しみ。
古井由吉『野川』を読んでいるのだけど、多分内容は20%位しか理解出来ていない。難しい。でも、文字を追うのが楽しい。不思議な感じです。入院中の色んな現実が錯綜する感じ、私も似たような体験をした。膵炎の痛みを抑えるために医療用麻薬を投与したときだ。なんとも不思議な体験だった。
あまかわ文庫、床貼りできた。まぁまぁ隙間なく埋められた。あとはオイルを塗って完成。本棚をあと二つは入れたい。
8/11
栄養士さんが「納豆ならひきわりが良いですよ」と言っていたので、ひきわり納豆を食べた。驚いた。私は無理だった。ひきわり納豆、ビジュアル的には納豆を食べやすいように砕いているのか、位にしか考えていなかった。ギャップがすごい。強烈だった。なので、普通の納豆を買ってきて食べた。
午前中は相変わらず、ぐったりしている。9月から仕事復帰の予定だけど難しいかもしれない。気長にいきたい。
今読んでいる野呂邦暢『諫早菖蒲日記』に種痘を子どもに打つかどうか迷う描写が出てきて、コロナワクチンを打つ打たないで迷う現在の私たちと通ずるものを感じる。
下鴨神社古本市には行けなかったけど、ネットで毎日まぁまぁ買えているのでそこまでストレスはない。というかこれ以上買ったら今の財政では厳しいので家で大人しくしている。