2/12

たまたま目にした尾形亀之助の詩に心動かされる。こんな眼差しで毎日を生きたいと思った。以下、引用。

 

障子に陽ざしが斜になる頃は、この家では便所が一番に明るい。

尾形亀之助

 

大西泰世の句集をパラパラと。素晴らしい川柳作家だと思う。以下、引用。

 

仮りの世のなぞなぞを解く寒椿

(大西泰世)

 

風羅堂の大西さんにお願いして神戸の古本の業者市を見学させてもらう。街の草さん、サンコウ書店さん、うみねこ堂書林さんに色々と教えてもらう。とてもありがたかった。とりあえず履歴書を書こうと思う。

 

2/10の不知火忌の日に京都に行く。体調が今ひとつになってしまったので2店舗だけ。カライモブックスと古書 善行堂。久しぶりにお話ができて楽しかった。善行さんと話して背中を押してもらう。京都でええ本買えましたが、もっとええ古本ほしいです。

 

そういえば石牟礼さんの墓ができたのだそう。今年は熊本、水俣行けるだろうか。沖縄の祖母にも会いたい。沖縄の古本屋巡りたい。

 

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1/23

あまかわ営業日。長時間、囲炉裏の空間にいると頭が痛くなる。かと言って家に帰るのも大変。なので暇な時はあまかわの二階で寝ていることにした。ベット、エアコン完備で余っていたCDラジカセもあったのでかなり快適な空間になった。暮らそうと思えばあまかわで暮らすことも可能だと気づく。

 

ハイドン、バイオリンとピアノのための協奏曲、弦楽四重奏曲第31番。ヘニング・シュミート『piano diary』、ルドヴィコ・エイナウディ『Under water』などを聴く。

 

読書はくしゃくしゃになっているので、放ったらかしのオルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』続きを読みはじめる。あとやっぱり石牟礼さんだろうということで『花びら供養』を読みはじめる。またくしゃくしゃになってしまうのでこの2冊より増やさないようにする。

 

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あまかわ営業日。相変わらず珈琲の味がわからない。Hさん一家来てくれる。ありがとうございます。古本が売れるのは嬉しい。自分が選んだ新本が売れてくれるのも同じくらい嬉しい。しかも選んでくれたのが歌集だったりする。よかった。


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多分、あまかわの囲炉裏の火のせいだと思うのだけど頭が痛くなる。火を焚くと暖かいけど、ずっとその空間にいると具合が悪くなってしまう。一日寝て過ごす。

 

1/18

加西Tobira recordsへ。英国のアンビエントフォークバンドBlue Diversのレコードを購入。心地よい音楽。

姫路へ喫茶フリーダさんの本の補充へ。前飲んだほうじ茶ラテが美味しかったので今日も注文する。家に帰って散歩。結構行動的に動けた一日。

ハイドン弦楽四重奏曲『日の出』、ピアノ協奏曲ト長調を聴きながら歩く。フレッド・ハーシュ『Song from home』素晴らしいアルバムだった。これはレコードで買おうと思った。

 

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今日も『空庭』を読む。黒瀬珂瀾、変なひとだ。

跋で岡井隆さんは「サブカルチャー」の一言で表しているけど、もっと変なところほじくっている気がする。

19歳で亡くなったビジュアル系バンド「Raphael」のリーダー華月についての歌からの流れがすごい。ちょうどアップルミュージックでRaphaelの音楽があったから、流しながら読んでいたら頭がおかしくなりそうになった。

凡人の私でもなんとか「おっ」となったものを少し抜粋します。

 

えんえんと会議は続きスライムとスライムベスの差を思ひをり

 

中心に死者立つごとく人らみなエレベーターの隅に寄りたり

 

昼まだき古書肆の奥処棚ひえて「新鋭歌人叢書」一束

 

一斉に都庁のガラス砕け散れ、つまりその、あれだ、天使の羽根が舞うイメージで

 

以上。

 

今日は散歩は休んで街へ出た。おひさまゆうびん舎でおしゃべり楽しかった。

夏葉社さんの新刊『私の文学渉猟』を購入。

 

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黒瀬珂瀾『空庭』読みはじめる。今は文章読むのしんどいけど、句集、歌集は読めるみたい。黒瀬珂瀾さんと河原枇杷男さん、気になっている二人。どちらも僧侶だった。

 

散歩の音楽はバーンスタインハイドン協奏曲88と92番。そういえば、年末のラジオで高橋源一郎さんと谷川俊太郎さんが語っておられた。詩人とハイドンの音楽についての共通性みたいな話、とても興味深かった。

 

今年は無病息災を願いたいのでとんどに行った。火を見るの楽しいから毎年行こう。

 

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ふと思い立って石牟礼道子『句集 天』を再読。やはり良い。何冊も持っていても仕方がない気がしてきたので、一冊はネットショップに出した。

 

三浦照子『詩画集 悼ましい構図』阪神大震災について書かれた一連の作品群が印象的だった。震災後の行政とのゴタゴタ、知らなかった。津高和一への追悼詩も良かった。こういう作品が埋もれていってしまうのは惜しいと思った。

 

グレン・グールドベートーヴェン、ピアノ協奏曲5番『皇帝』を聴きながら歩いた。

 

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