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病室の空を見ながら、グレン・グールドによるバッハ「ゴールドベルク変奏曲」を聴く。心地よい。

 

かげ日なたの最新号が届く。宇仁菅書店、行ってみたかったなー。ほんのわいち、今年の出店は難しそう。なんとか遊びに行ってみたい。退院が間に合えばよいのだけど。皆さんのエッセイ、とても良かったです。心が落ち着きました。

 

アルテリ、渡辺京二さんの日記。石牟礼さんの自由奔放な文章とは対照的で、ガチガチの硬い文章。石牟礼さんのことを「i 夫人」と表記しているのが面白かった。東北の出版社「荒蝦夷」の土方正志さんのエッセイ『あの日々は続く』素晴らしかった。氏の『瓦礫から本を生む』も読んでみたくなった。

 

カフカ短篇集』は『中年のひとり者ブルームフェルト』を読む。家に帰るとゴム毬のような謎の玉がバウンドしているという設定が、なんかGANTZっぽくて面白かった。主人公の職場での様子が、自分と重なる感じがしていたたまれなかった。屑みたいな職場態度の部下の描写がとても良かった。屑だけど、とても強い人々。